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1-06 大統領の娘(MR. WILLIS OF OHIO)

世の中、せっかく非常に優れた能力を持っているのにそれを正しい方向に使うことをせず、それどころか逆方向に全力疾走してしまう人も決して少なくはない。

ホワイトハウスの世界も例外ではなく、ジョシュ、サム、トビー、C.J.とそれぞれ素晴らしい頭脳を持ちながら、もちろんそれを自らの信念のため、そして大統領のために正しく使うこともあるけれど、残念ながら単なる政治の駆け引きにその優れた才能を費やすことも多々ある。そして彼らもそのことをある程度の必要悪として容認している節も見受けられる。

ウィリス氏は違った。

彼は優秀ではない。きっと大学も出ていないのだろう。そうそうたる有名大学を卒業しているホワイトハウスのスタッフとは比較にもならない。だが彼は自分の信念を貫き通す確固たる意思を持っている。自分の無知を素直に認め、相手の意見に耳を傾け、それが正しいと思えば、自分のパラダイムとは関係なくその考えを取り入れることができる。

ウィリス氏の反応も最高です。あっさり意見を覆すのを見て驚くトビーに対し、「何驚いてるの。君の意見は論理的だし、そもそも正しいんだから賛成するのは当然でしょ」と、これまた男前な反応。

今回のエピソードはバートレットが情緒不安定で怒鳴り散らしたり、ゾーイが不良に絡まれたりで、はっきりいって今ひとつなんですが、彼の存在が救いになっています。いや、本当にいい人だ。

あ、でも C.J.とサムのやりとりは面白かったな。せっせとサムにおせじをいう C.J.がとてもかわいい。マロリーとジョシュは親しそうに話してたなあ。どうも初対面じゃなさそうだ。となると、サムがマロリーのこと知らなかった、というのはちょっと無理があるんじゃないかって気がするけど。

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